8 何も食わない

毎日あっついな。社会人はそろそろ夏休み?

卒論とべつに、同人原稿を書いています。

同人原稿は趣味のもので、べつに必須で書かなきゃいけないものじゃない。でも、いろいろ書く動機がそれぞれ皆さんにあると思うんですが、私はだいぶその書く動機が昔とは変わってきたなあと思います。創作論ではなく、思い出話です。

私が小説を書きはじめたのは小学5年生のことで、それは友達複数人とメールでやりとりする中で書くものでした。私含め5人の友達グループはみんなそれぞれにオタクで、いわゆる漫画・イラストを描いている子もいました。私も絵を描いてました(今も描いてるけど)。

いたのですが、小5にもなるとだんだん「私、絵下手だな…(そして、だからといって猛練習しようという気にもならないな)」という感情が芽生えはじめるもので、漫画・イラストからだんだん小説に移行する子が増えました。あるあるですね。漫画描けないから小説書く。

私はその流れの中でみんなやってるという理由から書いてました。もう内容は覚えてないけどみんなオリジナルで書いていて、私は高校生の恋愛もの(少女漫画みたいな内容)を書いていた気がします。かわいいね。

中学に入る前にはその感じに恥を覚えはじめて、メールでのやり取りはなくなりました。(中3くらいまではその話題をグループで出すのも黒歴史として禁じられていました。)で、その次に私が小説を書き始めたのは化物語の二次創作です。西尾維新の小説を読んで、こういう小気味いい会話書きてえ!! と素朴な中学生は思ったんですね。かわいい。ちなみにこの前原作を久々に読み返したらそれほどの感情はなかったので、出会う時期や順番って大切だなと思いました。

姉も二次創作サイトをやっていたこともあり、私もそこから化物語、デュラララ!、あの花、俺ガイル…とジャンルを変えながら二次創作の小説を書いていきます。この時点で、当初のメールでやりとりしていた小説を書くものとはモチベが違いました。ひたすら萌えを形にしたものを書いていて、小説を書きたいのではなくエロい2人が見たいという素直なカップリングオタク(当時はBLだった)の捌け口でした。中高生のころのことです。

大学に入ってから、なぜか(本当に今思うとよく分からないんだけど)文芸サークルに入った関係で、創作小説を書くようになりました。小5のそれは小説を書いた経験として私の中で生きた物ではなかったので、体感としては初めての創作でした。

サークルの中で人に読まれて、感想や改善点出しをして、改稿するという体験はやはり新鮮でした。サークルのおかげで小説がうまくなったとまでは言わないものの、多少は俯瞰の視線を持って書けるようになったなと思いました。

その後、3年の秋に引退してから創作のペースは落ちて、それと同時にガルパンにハマったことで再び二次創作を始めました。(ぼちぼちあいだにデレマスで書いていたこともありましたが、5千くらいの短いものだと思う。)

創作をへて二次創作をしていて思うのは、このキャラがこういうことしてるのを見たい、という気持ちと小説を書きたい、という気持ちのバランスが取りやすくなったな、ということです。

私はかなりせっかちな性格で、それゆえか(?)ものすごく描写や行動に対して文量を割かない方です。いやもうこいつがこいつとベロチューしてるとこ見たいから前後とかいらん、場所と時間・行為の様子・その時のキャラの感情だけぶちこんだれオラ! という書き方をしていました。(もともと絵を描いていたので、それを文章にする作業として考えていたのもある)

でも創作を経て小説全体を俯瞰して見られるようになったので、前後とか因果とか、それをどう捻るか、みたいなものを多少は考えられるようになった気がします。

とくにクレリリで出したものはほとんど設定だけ借りて書いた創作みたいなもんだったしな…………(今思うとあれが初めての同人誌なのよく分からない)

……とここまで長々書いてきて、それでもまだ文章を書かない方だなとは思います。せっかちなので…

でも書いてからめちゃめちゃ削る(し、その削る作業がとても重要)という人もいて、私は私の小説で削ることをほとんどしないので人それぞれだなあと思いました。いまピクシブに載せてるの読み返しましたが、そういう意味で余裕の(余白の?)ない小説だな…と思いました。

 

小説書いてる人の、書き始めたきっかけとかたくさん聞いてみたいです。でも、字書きタグは寒いから覗きません。以上。